イングランド代表U17ヨーロピアンチャンピオン監督 ジョン ピーコック氏 来日

UEFA及びFIFAで長年テクニカルインストラクターを務め、イングランド代表U17チームをヨーロピアンチャンピオンに2度、イングランド代表U20チームをワールドカップで世界チャンピオンにしたジョン ピーコック氏と奥様の12日間の日本旅行に同行しました。

ピーコック氏は、日本サッカー協会(JFA)から招待を受け、一週間日本でお仕事をされていましたが、来日前、元アーセナルFCのアーセン ベンゲル監督から“日本に行くなら東京だけでなく、京都や広島にも行き、日本をもっと楽しんでほしい”と言われたことから、今回奥様も初来日。12日間に渡り、ピーターキロフとIAEC代表の上林が日本旅行に同行することになりました。

マンチェスターユナイテッドでアドバイザリーをされたり、世界最高峰のUEFA Proライセンスを保持し、イングランド代表チームをヨーロッパや世界チャンピオンにした経歴を持つ方。キロフはピーコック氏とは親しくさせてもらっていますが、奥様も一緒に12日間の旅で、しかも日程作成から旅行中の案内も全てIAECが任されたため、責任重大だったのですが、お二人とも物腰が柔らかく、終始気を配ってくれるご夫婦で、楽しい旅となりました。

東京からスタートし、京都、宮島、広島、神戸、有馬、そして東京という日程で移動。
どこに行っても遅延なく電車やバスが運行されていることや、公衆トイレなど全てが綺麗なこと、12月だというのに暖かく晴天が続くことなどに感動され、反対にほぼ英語が通じない点、規則を絶対崩さず柔軟性がない点、そしてWiFiが整っていない点などが驚きだったようです。

フットボールのことから、政治経済、日常の話題まで、様々なことを本音で語れるようになった旅でした。
お二人の素晴らしい人柄が垣間見えたエピソードですが、広島の原爆記念館に行く朝、いつもとは違う服装でホテルのロビーに現れたお二人。
いつもクリスマス色でカラフルな服を着ている奥様も上から下まで真っ黒な服装。
「原爆で亡くなった人たちへの私たちの気持ちです」という言葉に、改めて素晴らしい方々だと確信した時でした。

ハワイでアーセナルサッカースクールを立ち上げる前から今年まで、15年に渡り日本のサッカー選手育成に情熱を掲げてきましたが、今年はその事業を手放すことを余儀なくされました。
我々のことを信頼してくださっている保護者や選手の皆様とは変わらず親交を続けておりますし、今では海外からのお便りや写真が多く入ってきています。

今年後半には長く離れていたプロの世界に戻り、ヨーロッパでの活動を再開しました。
またワールドカップ開催国となるアメリカでの活動もスタートするため、準備に入りました。
別の世界から日本のサッカー選手たちのために貢献出来る日が来ると思います。
2024年は国外からのニュースが多くなるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。